京都の世界遺産に咲く桜
▼清水寺 春4月には清水寺の境内全体にきれいな桜が咲き揃います。本堂(清水の舞台)や奥の院を飾る桜や、放生池から桜を透して眺め上げる三重塔の光景がことのほか美しく見られます。
▼御室仁和寺 京都の春を締めくくる遅咲きの御室桜(おむろざくら)は樹高が2~3mと低く、根元から放射状に分かれた何本もの枝に白い単弁の花を咲かせ、約200本の御室桜が高い香りを漂わせます。
▼醍醐寺 醍醐寺の桜は3月に咲き出す河津桜から始まり、枝垂桜、染井吉野、山桜、八重桜などの約1000本もの桜が咲き競います。桜が満開の日には、豊臣秀吉がこの醍醐寺で花見をしたことにちなんで「豊太閤花見行列」が賑やかに行われます。
▼東寺(教王護国寺)弘法大師の「不二のおしえ」から「不二桜」と名付けられた樹高が13メートルもある八重紅枝垂桜が見事な花を咲かせます。
▼上賀茂神社 JR東海の"そうだ京都行こう"のCMで有名になった"みあれ桜"など、境内全体に桜が見られます。
▼天竜寺 寺域全体に200本ほどのシダレザクラやソメイヨシノの桜が植えられています。後醍醐天皇の尊像を祀る多宝殿の前のシダレザクラが見事です。
▼平等院 桜の木は多くはありませんが、美しく修理された鳳凰堂を阿字池のこちら側から濃い紅色の枝垂れ桜が飾ります。
▼二条城 春には国宝や重要文化財の建物や、御殿の前に広がる庭園に桜が咲き、満開のを桜を眺めながら散歩が楽しめます。