嵐山の桜と紅葉
京都を代表する観光地の嵐山一帯には約1500本のソメイヨシノやヤマザクラなどの桜の木が植えられ、3月下旬から4月上旬にかけて美しい花を咲かせます。大堰川(桂川)の岸辺の桜と嵐山の山肌の桜が渡月橋と織りなす美景はまさに絵葉書のようです。
鎌倉時代の後嵯峨上皇がこの近くに亀山離宮を造り、吉野から桜の木を移植したのが嵐山の桜の始まりだと伝えられています。それまでは紅葉の名所で平安時代の貴族たちの優雅な遊びの場だったようです。
嵐山渡月橋
大堰川を渡る渡月橋は千年以上前からあったと伝えられますが、今よりも上流に架かっていたようです。
昭和9年(1934年)に架けられた現在の渡月橋は鉄筋コンクリート橋ですが、木製の桁隠しなどで周辺の景色との調和が計られています。渡月橋の長さは154.4メートルあり、橋の幅は11メートルで2車線の車道と両側の歩道からなっています。
亀山上皇(1249~1305)がこの橋を渡った時に「くまなき月の渡るに似る」と言ったことから「渡月橋」の名前になったと伝えられています。
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嵐山渡月橋への電車
●嵐電「嵐山」下車徒歩数分
●阪急電車嵐山線「嵐山」下車、徒歩約5分
●JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」下車徒歩約15分
「嵯峨嵐山」は京都駅からJR嵯峨野線の快速で約12分
嵐山渡月橋へのバス
●市バス「嵐山」「嵐山公園」下車、すぐ
●京都バス「嵐山」「京福嵐山駅前」「中の島公園」下車、すぐ