上賀茂神社(かみがもじんじゃ)
上賀茂神社(賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ))は下鴨神社(賀茂御祖神社)とともに世界文化遺産に指定されている神社です。
上賀茂神社の歴史は古く、平安遷都以前からこの地にあった京都最古の神社の一つです。上賀茂神社の北北西に見える神山(こうやま)に賀茂別雷大神が降臨されたのは太古の昔で、この地に社殿が建てられたのは天武天皇(在位673年~686年)の御代と伝えられています。
一の鳥居から二の鳥居に向かう長い参道の両側に広がる芝生の中に白や紅のシダレザクラやヤマザクラが鮮やかに咲き誇ります。参道の東には紅色の枝を垂れる斎王桜、白枝垂の御所桜など明治初年に植えられた樹齢を誇る桜が美しく咲いています。参道の西側に咲いていたヤマザクラの「馬出しの桜」は強風で折れてしまって残念ながら花は見られませんが、「鞭打ちの桜」は今も咲いています。馬出しの桜、鞭打ちの桜は5月にこの場所で催行される競馬会神事から名付けられています。
上賀茂神社の広大な境内には200本ほどの桜が植えられているそうです。二の鳥居の南東で咲く紅色の桜は風流桜と名付けられ、重要文化財の細殿から北西に建つ授与所の脇で美しく咲くベニシダレザクラの「みあれざくら」はJR東海の「そうだ京都行こう」のコマーシャルでよく知られています。
別サイトの上賀茂神社の桜の頁もご覧ください。
上賀茂神社の所在地
京都市北区上賀茂本山339
上賀茂神社の参拝
参拝自由
参拝時間 朝5時半~夕5時
国宝本殿の参拝・拝観
大人 500円
午前10時~午後4時
上賀茂神社へのバス
市バス・京都バス「上賀茂神社前」下車すぐ