JR比叡山坂本駅から県道316号線を西に5分ほど歩くと日吉大社の一の鳥居があります。更に直線状の道を西に進むと左に京阪電車石山坂本線の北の終点駅「坂本」があります。この近くから道が少し広くなり、日吉大社入口の鳥居までを日吉馬場(ひよしのばんば)と呼ばれ、道の両側に200本程の桜が並びます。坂本四丁目の信号を超えると日吉大社の二の鳥居があります。春4月の日吉馬場は染井吉野、枝垂れ桜、山桜などの桜の花が美しく咲き揃います。
4月13日の日吉大社山王祭の稚児による花渡り行列や14日の神輿渡御では満開の桜の中を行列が続き大勢の見物客が訪れます。
古事記にも登場する歴史ある神社の日吉大社は全国に3800もあるといわれる山王神社の総本宮です。日吉大社は歴史のある建物や美術品を多く所蔵し、社殿のほとんどが国宝または重要文化財に指定されています。日吉大社は「山王さん」と呼ばれて人々に親しまれています。
大津市の湖西側には桜が美しい所がいくつもあり、なかでも琵琶湖疏水取り入れ口、日吉馬場(日吉大社参道)、皇子山公園、長等公園、三井寺に多くの花見客が訪れます。
日吉馬場の北側に建つ里坊の薬樹院には「太閤桜」と呼ばれる大きな桜が咲きます。太閤桜は豊臣秀吉ゆかりといわれる見事な桜で寺の外側からも大きく眺められます。
別サイトの坂本日吉馬場の桜(京都近郊の観光)の写真もご覧ください。
日吉馬場の所在地
滋賀県大津市坂本5丁目の周辺
日吉馬場への電車
京阪電車石山坂本線「坂本」下車徒歩数分
JR湖西線「比叡山坂本」駅下車、西へ徒歩約15分