建仁寺(けんにんじ)
建仁寺は京都で最初に開かれた禅寺で、足利義満が設けた京都五山の第三位に数えられる臨済宗建仁寺派の総本山です。建仁寺は源頼家(1182~1204鎌倉幕府の第二代将軍)が寄進した寺域に建仁2年(1202)に臨済宗の開祖、栄西禅師(明菴栄西(みんなんようさい)1141~1215)が建立した禅寺です。開山堂には栄西(ようさい)の座像が安置されています。
朝廷から建仁の年号を寺号に与えられ「建仁寺」となりました。山号は「東山(とうざん)」で寺名は東山建仁禅寺(とうざんけんにんぜんじ)です。
寺域南側の勅使門から方丈池をはさんで三門、法堂、方丈と北に向かって一直線に建っています、重要文化財の勅使門が「矢の根門」と呼ばれるのは扉や柱に矢を受けた傷が残っているからです。勅使門の扉は閉まっていますが、勅使門の西側の通路から自由に出入りできます。
三門には釈迦如来、十六羅漢、迦葉・阿難両尊者が楼上に祀られています。
法堂(はっとう)の天井には108畳にも及ぶ大きさの双龍図が見られます。
方丈では有名な俵屋宗達が描いた「風神雷神図屏風」が見られます。方丈に展示されている「風神雷神図屏風」は京都国立博物館に寄託保管されている国宝を忠実に再現された複製品です。
別ページの建仁寺の桜の写真もご覧ください。
建仁寺の所在地
京都市東山区大和大路四条下ル小松町
建仁寺の拝観
境内自由
建仁寺方丈・庭園・法堂の拝観料
大人・大学生 500円
高・中学生 300円
小学生 200円
小人 無料
建仁寺の拝観時間
午前10時~午後4時
建仁寺へのバス
市バス「東山安井」下車、西へ徒歩約5分